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zoom RSS あんなに貧乏だったのに

<<   作成日時 : 2018/06/30 01:26   >>

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オレは、大学を卒業してそこそこの中堅の自動車部品メーカーに就職した。
1984年のことである。
オレは其の年の7月13日の金曜日に、同期会で嫁と出会って其の儘どうしても
嫁が良くて結婚したのだが。

オレは其のマアマアそこそこの会社を一年で辞めてしまい、レース屋になったのである。
その当時は何の迷いもなくなったのだが、今のオレには理解不能っていうか
そんな相談を部下がしてきたら絶対止めさせるようなことをオレはしたのだ。

年収は半分以下となった。でも嫁はオレと付き合ってくれた。

結婚しようって言って、結婚した。だがオレはクソ安い給料で
全然贅沢はさせてやれなかった。済まない済まないと思いつつも、
あの世界にいる人間なら判る。
「ピッカピッカのマイツール」
が欲しくて欲しくてどうしようもなくなるのだ。自分の薄給なんかどうでもいい、
欲しくて欲しくてたまらない。

そんなある日、嫁がこう言ってくれたのだ。

「工具って幾らぐらいするんですか?」

「そりゃーオレが今欲しいの全部揃えたら50万円くらいだよ、良いよ無理だから。」

「なら、買えます。両親に結婚する時に40万円貰いました。貴方に何かがあったら
って持たせてもらえました。もう私はあの家の娘ではなく貴女の嫁です。
買って下さい、貴方の欲しい工具を。そしてもう二度と工具のせいでミスったって
アタシに愚痴らないで下さい。」

オレは工具屋を速攻で会社に呼びつけて、心置きなく欲しいだけ
夢を叶えて貰ったのである。

オレはその後、どんなに経済的に困窮しようが工具にだけは手を付けなかった。
その後転職して、今の会社のおかげでそんな困窮はしないで済んでいるが

毎日毎日、納豆以外のおかずはなしって嫁に言ってさせたこともある。
でもオレには工具を売るって発想はなかった、無かったオレを今は褒めてやりたい。

いい夫婦だったなあ。

あいつ、オレに骨を拾ってほしかったんだろうな。
「あんたとLisaはお断り」
その本音が判ったよww
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